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食欲でごまかす、そんな日だってある。

ここ数日、わたしはとにかく食べている。心の隙間を埋めたいのかもしれない。肉とか、辛いものとか、ラーメンとか。たまに甘いものも少々。無限に食べられそうな気がしてくる。

ところで、親に見られたくないものを見られたときに「人生終わった」と肩を落とすのは、センシティブが過ぎるのだろうか?

ある人には「大人になってまで、そんな大げさな。中二では……」と言われた。大半の人はそう思うのかもしれない。しかし、多くの人は大人になってから、そういう経験をしたことがないはず。

わたしは諸事情があって、生きるマインドがかなり異なる親と暮らしている。意見の食い違いは確かに苦痛だが、それよりも何よりも「それは見ないで…聞かないで…」というものを無邪気に扱われるのがツラい。やめてほしい。わたしには、そこに死が見えてしまうから。だから、わたしはいつでも危険の只中にいる。この緊迫感は十代の頃と変わらない。

先日、久々にそういうことがあった。本当に堪えていたのだろう。今日、会社の自販機で何にしようかと眺めながら、ぼんやりと口走っていた。

「もう、ひとりになりたい・・・」

ええっ、こんなところで、わたしは何を口走ってしまったのだ? 自分でも戸惑った。周囲を見渡して、誰もいなかったのは幸いである(ホントに事務所に人がいないタイミングで、よかった・・・)。

ちなみに、この願いを叶えたいのであれば、すべてを捨てて逃走すればいいだけなのだが、それはしない。はっきりとした理由がある。これから向こう数十年、息を殺して生活するのは嫌なのだ。ただ、それだけ。だから、わたしは紛らわすために、食べる。食べる。食べている。