特撮って男の子向けなのか。
昨日、某動画のコメントで「特撮は男の子向けでしょ」と流れてきて、夜中に「うっ」と声を発してしまった。そうか、やっぱりそうなんだよね…と。
わたし、特撮は好きです。でも、ライダーがイケメンかどうかは関係ない。というかですね、見えない力によってヒーローに選ばれた時点で、かっこいいに決まってるわけです。
タンスを開けては、今日こそ異次元空間に通じていないか確かめてみることもあるけど、気づいたら、フィクションと知ってて観てるんですよね。
なぜか毎年、半年ぐらい経った頃に、武器がパワーアップして、新発売アイテムが出てくるとか。世界の平和は1クールごとに乱されて解決するとか。「ひみつ本」をジッと見たら、宙づりされてるピアノ線が見えるとか(今はそんなことないと思うけど)。そこで、人はシニカルな態度を身につけるわけですよ。そしてその後に始まるニュースを見たら、真面目そうな大人が悪いことをしている。「あぁなんて馬鹿ばっかり」などと思う。しかし同時に、「こんなに悪いことしてる人が多いなら、このままでは世界が滅びてしまう!」と真剣に考えることもある。
ところで「戦う美少女」よりも、一緒に戦ってる方が気分がいい。何かというと、ライブマンの前半の感じが好き。これは決して、ブラックバイソンとグリーンサイが嫌なのではなく。いまにして思えば「ジェンダーバランス」を子どもながらに感じ取っていたのかもしれません。ロボットも女子型だったしね。
ジェンダーバランスということに引きつければ、わたしは、もうずいぶん長いこと、特撮について誰かと語りあっていません。というのは、しょうもない理由。話が合いそうな知識水準にいる人はほとんど男性なのですが、しかも彼らが複数いる前では「すみませんね〜」と下手に出ないと話せない感じがイヤだから。そう、なぜかいつも「すみません」から入らなくてはならない。
、わたしは、もうずいぶん長いこと、特撮について誰かと語りあっていません。というのは、しょうもない理由。話が合いそうな知識水準にいる人はほとんど男性なのですが、しかも彼らが複数いる前では「すみませんね〜」と下手に出ないと話せない感じがイヤだから。そう、なぜかいつも「すみません」から入らなくてはならない。
少女マンガや宝塚については「僕が偏愛しているのは……」と、高尚な感じで語られるのに。ファンダムに基づくものであっても、理論や事象と結びつけても有り難がる傾向は、確実にあるなぁと思う。その逆って、なかなかないですよね。
そうは言っても「美少女」には戦っていてほしい。東映不思議シリーズは「美少女シリーズ」になってからの方が好きです。これはやっぱり、男女雇用機会均等法を反映しているとか、幽玄道士ブームに乗っかるとか、セーラームーンへの布石だとか、色々とあるんですが。とにかく言えるのは、石ノ森章太郎はすごいってことだと思う。