あいちトリエンナーレ再訪(0)
9月に引き続き、会期終了前にあいちトリエンナーレに行ってきます。
再訪後に記事も書くけど、その前の状況を書いてみたい。
9月来訪時には豊田エリアを回ったが、今回は時間的に無理だろう。これが悔やまれる。全体的にキュレーションの輪郭がしっかりとしていた。さらにあいちトリエンナーレの軸となっていたのは、ホー・ツェーニンの「旅館アポリア」だと思う。なので、そういう意味でも豊田会場おすすめ。駅前のミネマツヤのタイごはん美味しかった。
今日のところはまず、9月の印象を記しておく。人はすぐに、大事なことを忘れてしまうから。
たしかに大きな分断があった。それを超えていく可能性も見えた。意外かもしれないが、底知れぬ静けさを感じた。
名古屋駅に着いて、まず思ったこと。
「あれ?名古屋が通常営業している」
太閤口前のOOHビジョンはちょうど流れていたけど、それぐらい。本当に街中でやっているのか不安になるぐらいだった。
こんな話を聞いた。わたしの親戚が名古屋に住んでいる。初回のトリエンナーレは「街全体が芸術祭」という雰囲気だったそうだ。「なんか凄そうだけど、現代美術ってよくわからないからなぁ」と首をひねる上司を連れ出すことも気軽にできたそうだ。
しかし「前回から」状況が変わっていたという。興味のない人が「なんか凄いのが近所でやってるらしい」と気づくこともなかったと。
暮らしている人の実感として、こういうことがあるのは確かだ。予算額とか、広報の使い方とか、検証してみたら良いのではと思った。誰もしないなら、やってみたいけど、どなたか数字の得意な人と組んでみたい。
果たして今日の名古屋は、どうだろうか?
それでは、行ってきます。