『LOCUST』Vol.2へ寄稿しました
明日5/6は、第28回文学フリマが開催されます。会場は「東京流通センター第1展示場」です(浜松町駅からモノレールで10分。空港快速の止まらない東京流通センター駅前)。
実はわたし、ここのウ-37で出店している『LOCUST』Vol.2に論考を寄稿しました。今号のテーマは「FAR WEST 東京」で、八王子・福生・奥多摩を中心の記事です。
わたしが寄稿した論考は「西の空の下、墓は群れる」です。同人誌でなければ、載せることが叶わないであろう内容でして、武蔵陵墓地と多摩ニュータウン、近代の東京を結んでいます。改元・天皇の即位というタイミングで読むのにぴったりだと思います。武蔵陵墓地については、ここ数日の間に事件もありましたね…。
この『LOCUST』は「旅と批評のクロスポイント」と銘打つ、旅行誌を擬態する批評誌という試み。批評再生塾3期生を中心にしたプロジェクトです。11月に発行されたVol.1の特集は「千葉内房」でした。
今回の特集では、八王子・福生・奥多摩を筆頭に「西東京」のもうひとつの顔が見えてくるはずです。短めの13の論考。八王子にゆかりの深い劇作家の宮沢章夫さん、奥多摩での作品をライフワークにする写真家の有本伸也さんのインタビュー。おしゃれなカルチャー誌と思ったら、奥多摩の旅館「荒澤屋」でご主人に伺った民話でダークツーリズムを誘います。しかも、充実したコンテンツガイド、年表、そして中村紗千さん作の「FAR WEST 東京マップ」…濃厚です。1冊1500円。一足お先にゲットしましたが、このような感じです。
編集部の方にはご迷惑をかけました…。お詫びに伺います。ではみなさま、明日は会場で!