「漢字に当てはめて物事を分かりやすく言う」のはビジュアル的にも優れているし、日本語の漢字が分かる人にとってはとてもシンプルな例になる。「人という字は〜」ってやつですね。一見すると、昔から言われてきた普遍的な理(ことわり)のようにも思える。ただし、現在日本で一般に使われている漢字は、この時代にしか通じないことを覚えておかないとまずい。そもそも新字体だし、大陸で生まれた文字が日本で育つうち、まったく違う意味になってるものも多いからだ。たとえば豆腐と納豆。羊羹。台湾の人と話していて「え、この漢字こういうときに使わないの?」というやりとりを何度かしたことがある(台湾は台湾で、北京とも違うんだろうけど……)。
だから、この「漢字一文字で伝える」方法は諸刃の剣。「それっぽい」話としては良く出来た風合いになるけれど、一寸先は闇。お門違いということもある。普段無意識に使いがちな分かりやすい漢字ほど、あんまり調べない人も多いのだろう。たぶん手癖で思いついたことを言うのだろうが、ちょっと気をつけたい。
誰と名指しすることがしたいわけではないので誰がどこに載せた文章だとは言わないけど「こ、これはヤバいだろ……!」と一人で興奮した夜。なんか微妙な達成感がやってきた。
こないだ感じた「違和感」というのはこれでした。あとから言うのも悪いですが、ありがたい話を読んだあとで「それって本当なのかい」と疑っていたのです。嗅覚のような。











